ニュース
2024.08.20
国土交通省より局長表彰及び事務所長表彰受賞
当社コンサルタントグループが実施した「来島海峡航路保全計画検討業務※」が、国土交通省四国地方整備局松山港湾・空港整備事務所より優良業務と認められ、7月29日、松山港湾・空港整備事務所において表彰を受けました。表彰式には会社を代表して小山智之代表取締役社長、安田克執行役員および管理技術者の島津雅納神戸支店長が出席しました。
また、本業務の管理技術者である島津雅納神戸支店長に対して、国土交通省四国地方整備局より優秀建設技術者と認められ、7月25日、四国地方整備局にて表彰を受けました。
今回表彰対象となったのは、来島海峡航路での海難に至るヒヤリ・ハット事例を航跡データから抽出し、来島海峡航路における危険箇所、通航ルールの課題と対応策を検討したものです。また、第六管区海上保安本部において、来島海峡航路の経路指定に関する検討が実施され、令和6年7月1日より来島海峡航路西口の経路指定がなされました。海上交通の要衝である来島海峡航路の課題をAISデータを用いて視覚化できたことが高く評価されたものと認識しております。
今回の表彰を受け当社は、船舶交通に関する知見・技術を活かし、日本の物流を支える船舶の安全性を高めるため、より一層の貢献をすべく取り組んでまいります。
松山港湾・空港整備事務所における表彰式にて
前列右から小山智之代表取締役社長(優秀業務表彰)、篠原守昌松山港湾・港湾空港整備事務所長
前列左2名は同時に受賞した株式会社エコーの片山常務取締役、白木部長
四国地方整備局における表彰式にて
前列中央が豊口佳之四国地方整備局長、後2列目の右から2人目が島津雅納神戸支店長(優秀建設技術者表彰)
※当社が実施した「来島海峡航路保全計画検討業務」概略
本業務は来島海峡航路を取り巻く船舶交通実態や気象・海象実態について既存資料等の収集整理を行い、今後の開発保全航路の管理・保全を実施するにあたっての課題等について検討を行った。具体的には、来島海峡航路及び航路周辺の航跡データ(AISデータ)を用いて2船間の航行状況より、既往文献で報告されているモデル(航過距離モデル)を適用し、ヒヤリハット事例の解析を行った。また、航跡データを用いて海難事故発生に至る航行状況も整理した。さらに、当該海域の気象データ・流況データを用いた航行環境の整理、来島海峡航路を取り巻く船舶交通環境及び船舶性能の変化等について分析を行った。これらの結果から、今後の開発保全航路の管理・保全に係る課題を抽出し、その対応策について検討を行った。 (調査メンバー:安田克、島津雅納、原大地、西澤慶介、増田憲司、岡田尚樹、南部裕之、坂口晧一)
当社は事業活動を通じてSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する取り組みを推進しており、船舶の安全に向けた取り組みは以下の目標達成に寄与します。
事業についてのお問い合わせ
業務に関する内容等、お気軽に下記までお問い合わせください。
お問い合わせ