潜水事業

 

日本海洋科学は、主要な船級協会(NK・ABS・BV・DNV・LR)より水中船底検査事業所の承認を受け、高品質な潜水サービスを提供している国内でも有数の会社です。船舶の潜水作業に熟知した経験豊富な潜水士(*)を有しており、アフロートでの各種水中船底検査・水中船体クリーニング・プロペラ研磨ならびに船底部の修理など、多種多様な水中作業に対応いたします。

コンプライアンス重視の観点から、作業実施の際には、海上保安部並びに港湾関係者から許可を取得し、関係法規に則って作業を行っております。

*潜水士免許に加え、土木施工管理技士・港湾潜水士の認定など受けた潜水士を揃えております。

船体水中検査

日本海洋科学では、船級協会が求める各種水中船底検査や、入渠前の水中船底部の状況(汚損)調査、船底塗料の状態調査(膜厚計測や塗膜サンプリング採取を含む)なども承っております。船底部外板・シーチェスト・ビルジキール・ラダー・プロペラ等の付帯設備の状態を、様々な船種の船体構造を熟知した経験豊富な潜水士が長年の経験を活かし、ダメージや異変が認められる箇所を短時間且つ正確に探り当てます。

船体水中検査

船体水中クリーニング

海洋生成物による船体汚損は、船体摩擦抵抗を増加させ船速低下ならびに燃料消費率の悪化を生じさせます。また、運航上の経済損失を招くだけでなく、主機関の過負荷運転に伴う危険運転域での運転を生じさせ安全航行を脅かします。日本海洋科学では、海洋付着生物の成長プロセスや付着メカニズムならびにシリコン塗料・防汚塗料の特性などの研究を重ね、当社にて開発した各種特殊クリーニングブラシと船体付着海洋生物回収装置を装備する電気駆動型大型船底クリーニング機と小型ハンドマシンを駆使し、船底クリーニングに習熟した潜水士による防汚塗膜のダメージを最小限に抑えるクリーニング技術により、スピーディな船体掃除を実現しております。

船体水中クリーニング

プロペラ研磨

運航船舶に省エネ効果が期待できるプロペラ研磨サービスを提供しております。水中でのプロペラ研磨は、海水が潤滑剤として機能する為、気中における研磨とは異なり、研磨時に発生する金属表面のかえりがなく、表面粗度がより円滑に仕上がります。日本海洋科学のプロペラ研磨は、プロペラ表面の粗度を計測するRubert scale(英国Rubert Scale社)におけるAクラス、若しくはBクラス(A~Fの6段階における上位クラス)のグレードで仕上げることから、数多のお客様から高い評価をいただくと共に、長年にわたり継続して採用いただいております。クリーニングとの同時施工により、一層の省エネ効果が得られます。

プロペラ研磨

船体ダメージ補修・その他

外板やビルジキール部の亀裂や破断・プロペラブレードの欠損や曲損等、船底部及び付帯設備のダメージにも、経験豊富な潜水士がお客様へ最適な補修方法をご提案させていただきます。関係各所と相談の上、迅速且つ確実な補修作業を施工いたします。

その他にも、船外弁交換時の止水やスラスター・プロペラ・スタンチューブ・ロープガード内に巻き込んだ漁網やロープの撤去作業、防食電気アノード取り付け、船底部センサー(ドップラーログ等)の交換も施工いたします。

また、海洋土木工事における各種潜水調査・作業に関しましてもお気軽にお問い合わせください。

船体ダメージ補修

ROV

近年では潜水士に代わりROVによる作業がわれる機会が増えています。
潜水士による作業は制限も多く(水圧、作業時間、水温等)国内では日中のみしか作業を行えません。
ROVにはこれらの制限は適応されず、簡易的な検査に限定されますが比較的安全に電源が続く限り作業を行う事が可能です。
また、リモートのご要望にも対応できますので、潜水士によるCCTV検査の様に、オフィスにいながら現場の船体状況や海の様子を見る事も可能です。

  

サービスについてのお問い合わせ

問い合わせ先:潜水事業グループ
078-651-2133

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